オリザ・コンサル社が提供
M&Aのセカンドオピニオン

公開:2021年5月20日

広島のM&A

事業承継支援などのオリザ・コンサルティング(中区上八丁堀3-6、三宅史記社長)は4月から、中小企業のM&A(合併・買収)の「セカンドオピニオン」サービスを始めた。情報が不足しがちな売り手側のニーズに応える。

売り手企業に対し、M&A仲介会社が算出した株価などの妥当性や、売却時の税務、売却後の相続対策などをアドバイスする。税務はオリザ税理士法人が対応。買い手はM&A後のトラブルを防ぐために弁護士や会計士などの専門家に調査依頼することが通例だが、売り手は仲介会社のみへの依頼が慣習化している。結果、売り手側の専門家サポートが不足し、不利益となるケースがあったという。同社は2018年に創業。事業承継やM&A、企業再編のコンサルティングなど20年は11社の案件を手掛けた。人員増で手狭になったため、6月に本社事務所をアーバンビューグランドタワー(中区上八丁堀)内に移転拡張する。

広島経済レポート 2021年5月20日号掲載記事