焼き菓子・珍味製造の銀の汐 持ち株会社で事業部門強化へ

公開:2022年4月15日

広島のM&A

焼き菓子・珍味類製造販売の銀の汐(呉市広末広1-4-24、大塩義晴社長)は4月1日付で「ミクシオホールディングス(株)」(同所、社長同、資本金1000万円)に社名変更し、持ち株会社体制に移行した。分社化による新会社2社を合わせてHD傘下4社体制とし、各事業部門の実績の明確化とブランディング強化を図る。

新会社は、旧銀の汐から焼き菓子・珍味部門を継承する「銀の汐」(同1-3-3)で、義晴社長、村上浩人社長の2代表制とした。もう1社はメディア部門の「オルカワークス」(同、義晴社長)。県内中心にタリーズコーヒーのFC加盟14店とエニタイムフィットネス2店を運営する既存会社「キュール」(西区南観音、大塩悠介社長)は旧親会社の銀の汐から飲食部門を継承し、かつやFC加盟4店も運営する。ほかに業務資本提携で2021年7月に子会社化した米菓など製造販売の「三州製菓」(埼玉県春日部市、斉之平一隆社長)。各業務と実績を明確化し、意思決定をスピード化する。シナジー効果を見極めながらM&Aを進める方針。

広島経済レポート 2022年4月14日号掲載記事