天満屋(岡山)緑井店をフジに譲渡

公開:2021年9月10日

広島のM&A

百貨店の天満屋(岡山)は2022年7月末を目途に、安佐南区の広島緑井店をスーパーのフジ(愛媛)に譲渡する。八丁堀店、アルパーク店に次ぐ撤退。同年6月末をもって営業を終了後、隣接地で商業施設フジグラン緑井を運営するフジがリニューアルし、開業する予定。

両社は9月3日に譲渡契約を結んだ。譲渡額は非公表。広島緑井店は1997年10月に開店し、1〜3階売り場1万6425平方㍍に、テナントは約100を数える。地下1階・4階・屋上が駐車場。2020年度売上高は50億円。撤退で県内の天満屋は福山市内2店に。04年10月にオープンしたフジグラン緑井は、天満屋緑井店と共にJR緑井駅前再開発の中核的な施設として、同周辺地区の活性化に連携し取り組んできた。

広島経済レポート 2021年9月9日号掲載記事