ダイクレ、日鉄神鋼建材から車両用防護柵の事業譲渡

公開:2021年11月25日

広島のM&A

グレーチング(溝ふた)でトップメーカーのダイクレ(呉市、山本貴社長)は12月1日、ガードレールなど車両用防護柵市場に参入し、総合建材メーカーを目指す。

日鉄建材の道路関連事業と神鋼建材工業が事業統合し、新会社「日鉄神鋼建材(株)」が発足。これに伴い、市場での競争環境維持の観点から、日鉄建材と神鋼建材工業からの打診を受けて参入を決めた。日鉄神鋼建材からガードレール、ガードパイプ・ガードケーブルの製造設備に係る持分の一部譲渡を受け、使用権を取得。当面は製品の生産を日鉄神鋼建材に委託する。グレーチングとの相乗効果も見込む。

広島経済レポート 2021年11月25日号掲載記事