家具のマルニ木工がウィークス(福岡)と協業でインテリア店 生活全般の提案強化

公開:2022年4月21日

広島のM&A

家具製造のマルニ木工(佐伯区湯来町白砂、山中洋社長)は4月15日、福岡市博多区の商業施設・博多リバレインモールにインテリア店「マルニ・フクオカ・バイ・ウィークス」を開いた。九州や中国地方で28のインテリア・雑貨店を営むウィークス(福岡)との協業出店で、初めての試み。家具だけでなく暮らし全般の提案力を強める。

店舗面積は150平方㍍。椅子やテーブルなどの高級ブランド「MARUNI COLLECTION」を中心に、国内外メーカーの高価格帯の照明やラグマット、生活雑貨など計80点をそろえ、顧客の好みに合わせて質の高い住空間を提案する。広島から近く市場規模の大きな福岡に出店し、これまで手薄だった九州での認知度を高める。直営にせず、法人向けに強みを持つウィークスの営業ノウハウを学ぶことで、一層の拡販につなげる。

マルニは広島以外に大阪と仙台にショールーム、東京に直販店を構える。2008年から世界的デザイナーの深澤直人氏を起用した同ブランドを展開し、ヨーロッパや北米、オセアニアなど世界30の国と地域に販路を拡大。5月にはデンマーク人デザイナーを起用した新作家具や、オフィス向け製品を発売するなど、ラインアップ拡充を進める。21年12月期売上高は前期比15・5%増の約26億7000万円を計上。

広島経済レポート 2022年4月21日号掲載記事