作業服のオキタセンイ10年ぶり出店 SRHDへ全株譲渡し成長戦略描く
公開:2021年12月9日
県内6カ所で作業服店を営むオキタセンイ(西区三篠町3-15-1、佐々木浩文社長)は2022年2月、廿日市市宮内串戸2丁目に新業態店「FIELD」を開く。後継者不足などを理由に21年1月に昭和陸運などでつくるSRホールディングス(福山、連結売上高80億円)へ全株譲渡しており、今後は新業態の定期的な出店などで成長戦略を描く。
出店は12年のGAO店(西区南観音)以来となる。宮島街道沿いの敷地732平方㍍に平屋延べ427平方㍍を新築。外観は黒、内装はグレーをベースにスタイリッシュな雰囲気を演出する。作業服と関連衣料品、安全靴、工具・安全保護具などを豊富にそろえ、近隣工場の社員などの来店を見込む。平置きで多数の商品を並べる旧業態と比べ、ハンガーラックを多用してデザインやサイズを比較しやすくする。また、主要ブランドの島を設けてメーカーに什器、ショーケースなどのデザインを依頼。より商品の魅力が伝わるようにする。県内メーカーとコラボした当て布やマスクなど独自商品も用意。刺しゅう機を置き、最短即日で名入れなどに対応する。年末年始などを除き無休。午前7時~午後8時(日祝は午前8時~午後7時)に営業する。
旧業態でも改装などを進めており、春にセンタースペース店(東広島市)、9月に本店(西区)を刷新。本店はレディースコーナーと専用試着室のほか、店頭ショーケースを新設し、什器とレイアウトを変えて買い回りやすい店とした。
広島経済レポート 2021年12月09日号掲載記事