ひろしまイノベ機構とHiCAP ボレー株をSRHDに譲渡

公開:2026年6月18日

広島のM&A

ひろしまイノベーション推進機構(中区、熊谷賢一社長)はふるさと連携応援ファンドが保有する衣料品製造販売のボレー(福山市、井野敏明社長)と関連会社の持ち株会社・ティーアイ・ホールディングスの全株式を、物流、アパレル業などのSRホールディングス(福山市、荒木栄作社長)に譲渡した。

ボレーグループはレディスボトムを中心に、企画、縫製、検品、販売を一気通貫で行う。1996年設立で、事業承継支援のため、2022年4月に同ファンドとひろぎんキャピタルパートナーズ(HiCAP、中区、増井慶太郎社長)が運営するHiCAP2号投資事業有限責任組合が協働で株式を譲受した。投資後は管理体制強化、人事制度拡充、事業計画の策定などを進め、大手ジーンズメーカーのボブソンホールディングスとのライセンス契約や医療・介護分野への進出など、事業ポートフォリオ見直しも進めた。23年12月には「HE・ERA(株)」を設立。ハイミセス向けインナー、アウター、帽子などの同ブランドを事業譲受し、商品群を拡充して業績拡大を図った。25年8月期のグループ売上高は約13億円、従業員は約50人。

SRHDは1954年に物流企業としてスタートし、最近は積極的なM&Aで事業の多角化を進めている。グループ内にメンズカジュアルのSRユナイテッド(株)、ワーキングウエアの(株)小倉屋、スポーツウエアの(株)ウインスポーツを持つなどアパレル事業が第二の柱になっており、ボレーグループとのシナジー効果が見込まれる。

広島経済レポート2026年6月4日号掲載記事