ウエストホールディングス GX推進へ、グリーンビーに出資
公開:2024年7月26日
太陽光発電最大手のウエストホールディングス(西区楠木町、江頭栄一郎社長)は7月12日、エネルギー管理サービスを手掛ける東証グロース上場のグリーンビー(東京)と資本業務提携を結んだ。
31日付でグリーンビーの発行済み株式の3%を取得する予定。同社はAIやIoT、クラウドといったDXサービスによる顧客課題の解決を得意とし、本年度から再生可能エネルギー分野でのGXサービスの提供を開始。2050年のカーボンニュートラルの実現に向け急拡大する市場に対応するため、両社の強みを合わせて需要を取り込む。具体的には、自家消費型の産業用太陽光発電所の請負事業で、ウエストが蓄積した見積もり情報、施工のノウハウなどをデータベース化。AIなどの最新技術を活用したシステムを共同で開発し、太陽光発電を検討する需要家への効率的な営業提案につなげる。ドローンなどを使った革新的な現地調査手法の確立などにも取り組む。発電所の運営管理を自動化する需要家向けパッケージ商品の開発も計画。
グリーンビーの23年12月期連結売上高は8億1300万円で、従業員数は49人。18年からウエストの太陽光発電所向けのオペレーション&メンテナンス事業、ビルマネジメント事業で連携しており、資本注入で関係を一層強くし、双方の事業成長につなげる。
広島経済レポート2024年7月25日号掲載記事