広銀、アセットリノベーションファンドに出資 西山別館(尾道)へ投資

公開:2022年4月6日

広島のM&A

広島銀行は民間都市開発推進機構(東京)と地域金融機関等で組成する「アセットリノベーション投資事業有限責任組合」への出資を決めた。尾道市の老舗旅館・西山別館の運営会社(株)せとうち旅館(尾道市山波町678-1)に広島県初案件として投資する。

同ファンドは2021年12月16日設立。広島銀行は22年2月15日に加入した。無限責任組合員はNECキャピタルソリューション100%出資のOHANAPANA、有限責任組合員は民間都市開発推進機構、広島銀行など地域金融機関、NECキャピタルソリューション。投資対象は築20年以上の老朽ストックを利活用したテレワーク拠点やグリーン・オープンスペースなどの整備を含む民間まちづくり事業に、出資、社債引き受け、特定社債引き受けの形態で、約4年(25年12月末まで)投資。存続期間は約14年(35年12月末まで)。

せとうち旅館は瀬戸内ブランドコーポレーションの井坂晋社長が代表取締役、西山光夫、阪本浩和両氏が取締役を務める。投資対象の西山別館は宿泊、宴会・飲食、庭園を活用したイベント企画・運営などを行う。

広島経済レポート 2022年3月31日号掲載記事