名南M&A(名古屋)と業務提携 ノウハウ共有し地域産業の成長支援

公開:2021年5月20日

広島のM&A

M&A(合併買収)や事業承継コンサルティングのクレジオ・パートナーズ(中区紙屋町、李志翔社長)は5月12日、東海地区で実績を挙げる同業の名南M&A(名古屋市中村区、篠田康人社長)と業務提携した。両社ともに地域密着型のコンサルティング会社で、連携によるノウハウ・ネットワーク共有を図り、それぞれの地域産業の成長をサポートする。

名南M&Aは2014年設立で、19年12月に名証セントレックスに上場して20年12月に名証第二部へ昇格。建設、食品、薬局などのほか、自動車関連企業など製造業の案件を多く手掛け、20年9月期売上高は12億2500万円。一方のクレジオ・パートナーズは建設や食品関連の実績を多く持つ。それぞれが地盤とする中四国地区、東海地区にはものづくり企業が多く集積しており、互いのノウハウ・ネットワークを生かしてサービスを強化する。M&Aを通じて互いの地域への事業拡大を検討する企業への情報提供に力を入れる。今後は共同研修会などを計画。M&A活用の機運醸成へ、両地域の企業向けセミナーも企画する。

こうしたM&A事業会社同士の提携は全国的にも珍しいという。クレジオ・パートナーズは今後も全国各地域へ連携拡大を目指す。

広島経済レポート 2021年5月20日号掲載記事