シューペルブリアンが持ち株会社「SPB-HD」へ移行 グループホーム・ステアをM&A

公開:2020年2月13日

広島のM&A

人材派遣や人材紹介のシューペルブリアン(広島市中区八丁堀6-3、木下昌幸社長)は、2019年11月に持ち株会社「SPB-HD」を設立した。シューペルブリアンとショートステイ拠点運営のそわかの株式移転を行い子会社にし、木下管財を合併。20年4月からは、19年12月にM&A(合併・買収)したグループホーム運営のステア(佐伯区湯来町白砂423)、17年にM&Aしたエンジニア派遣のシーディーエル(中区)も傘下に置く新たな持ち株会社体制をスタートする。医療介護分野に注力し、廿日市市地御前に50床規模のショートステイ拠点開設も計画している。

SPB-HDは資本金1000万円。シューペルブリアンと同所に本社を置き、木下社長が代表取締役を兼務。従業員5人でグループ会社の総務、経理を集約する。コールセンター、貨物運送のSPB-NC(中区)、18年9月に100%子会社にした偕楽総合ケア(尾道市)は、引き続きシューペルブリアン傘下に置く。グループ6社の年商は合計36億円規模。

ステアはグループホーム18床と小規模多機能型居宅介護施設9床を持つ。社長は浦田雅章偕楽総合ケア社長が兼務する。SPB-HDでは廿日市のショートステイ開設のほか、ショートステイ・そわかの増床、偕楽総合ケアが運営するショートステイ・アロハ己斐小の西の増床も計画。グループの常勤派遣社員は約500人で、介護関係が4割。3年後に8割への引き上げを目指している。

広島経済レポート 2020年2月13日号掲載記事