コンプリート・サークルがM&Aで売上過去最高を更新 出店積極化し飲食50店超へ

公開:2020年2月13日

広島のM&A

「スズカフェ」など飲食店経営のコンプリート・サークル(広島市中区八丁堀13-15、内田優二社長)は2019年12月期決算でグループ売上高が前年比47%増の24億2000万円となり、過去最高を更新した。同年5月9日付でレストラン運営や店舗デザインなどのCANVAS(愛知県)をM&A(合併買収)し、大幅増収。今期は店舗リニューアルや新規出店を積極化し、50店超・売上高30億円超を目指す。

現在、飲食店を中心に45店舗(直営42、FC3)を構え、今期は広島、関西、九州エリアで新業態を含め計5店の新規出店を計画する。このほか、広島、東京、福岡、愛知県の既存店の店名や業態変更、店内改装などを進める。スマートフォンで注文ができる仕組みを順次導入予定で、対面の接客よりもアプリでの注文を好む若者や、訪日外国人観光客に対応する。最近は東京や愛知で出前サービス「ウーバーイーツ」が流行しており、出前メニューを用意。2月中旬に広島でも始まる予定で、メニューを検討する。

同社はアパレル店「Jean Pablo」も展開。デザイン部門にホームページやグラフィックデザインの制作スタッフほか、一級建築士が在籍し、店舗のプロデュースも手掛ける。今後もM&Aを計画し、5年後に100店舗、売上高70億円を目指す。

広島経済レポート 2020年2月13日号掲載記事