みどりHDが九州進出 福岡・大和建設をM&A

公開:2022年6月8日

広島のM&A

ビルメンテナンスの第一ビルサービスなどで構成する、みどりホールディングス(中区大手町5-3-12、杉川聡社長)は5月17日付で、総合建設業者の大和建設(福岡県久留米市)の全株式を取得した。グループ全体で17社となった。

大和建設は1907年の創業。資本金7300万円。従業員32人で、福岡県を中心に大分、佐賀県などで事業展開する。2021年9月期売上高は27億4911万円。みどりHDの杉川社長が会長に就き、渡辺昌宏社長は続投する。大和建設では新規事業を、一方のみどりHDは九州進出の足掛かりを模索していた。M&Aによって、今後は九州エリアでのPFIや指定管理事業の参入のほか、行政保有の施設の再生事業の推進につなげたい考え。取得額は11億5000万円。

みどりグループは設備工事など不動産関連のM&Aを積極的に進めて拡大している。22年6月期売上高は170億円を見込んでおり、23年には200億円突破を計画する。

広島経済レポート 2022年5月26日号掲載記事