アルミ鋳造のリョービ 富士工業(静岡)を子会社化

公開:2024年12月12日

広島のM&A

アルミ鋳造のリョービ(府中市目崎町、浦上彰社長)は10月31日、精密機械加工の富士工業(静岡市清水区)の全株式を取得し、連結子会社化した。譲受額は非公表。

富士工業は1963年2月設立、資本金3000万円。アルミ合金・マグネシウム合金の機械加工の量産システムを持ち、試作にも対応する。リョービの静岡工場に隣接し、同工場の操業初期からダイカスト製品の精密加工分野で協力関係にある。リョービは今回の合併により、東海、関東エリアの自動車・部品メーカー向けの主要生産拠点である同工場の生産を効率化し、安定供給体制を強化する。同社の執行役員ダイカスト生産本部の竹口忠志本部長が社長に就き、全従業員の雇用を継続。

2024年12月期連結売上高は3・3%増の2920億円を予想。

広島経済レポート2024年12月12日号掲載記事