マリモグループ 宿泊事業の強化へ株式取得 おうちホテルなど運営企業
公開:2024年10月24日
不動産総合開発やソーシャルビジネスを手掛けるマリモホールディングス(西区庚午北、深川真社長)子会社のマリモソーシャルソリューションズ(同所、岡﨑健治社長)は10月15日、「おうちホテル」などを展開するムーポンコーポレーション(中区八丁堀、住田進社長)の株式34%を取得し、宿泊施設運営に関する資本業務提携を結んだ。取得額は非公表。
ムーポン社は2015年1月に設立し、現在の客室数は広島、島根、山口県を中心に約320室。非対面セルフチェックインシステムや民泊運営、古民家再生などのノウハウを持つほか、島根県江津市の「アウルリゾート有福温泉」や「フェリース有福温泉」といった温泉ホテル運営の実績がある。
提携に伴い、マリモソーシャルソリューションズが運営する宿泊施設「ブルークワッドホテル倉敷玉島」(岡山県)、セトノウツツ(山口県の周防大島町)の運営をムーポン社に委託する。今後、マリモグループで開発するホテル、コンテナホテル、アパートメントホテルなども同社に運営委託することで、多様な宿泊施設の事業化を加速していく。
広島経済レポート2024年10月24日号掲載記事