輸入車のコンクエスト、サ高住経営を子会社へ継承、あいわが社長就任
公開:2023年3月22日
輸入車ディーラーのコンクエスト(西区観音町、清水勝重社長)は4月1日、廿日市市大野で運営するサービス付き高齢者向け住宅「ヴェリタス宮島口」の経営権を新設子会社「(株)ヴェリタス」に移管する。社長には訪問看護のあいわ(南区東雲本町)の新井恵社長が就任。市内近郊で医療・介護・福祉分野の20事業所を運営する新井社長の知見を生かし、より質の高いサービス提供を目指す。
昨年12月に新設した子会社(資本金1000万円)は、コンクエストが70%、新井社長が30%を出資。同サ高住は2015年にコンクエストが開設し、自社運営を続けてきた。全45室で、全室から瀬戸内海や宮島を見渡せる眺望の良さなどに強みがある。あいわは広島市内を中心に500人の患者に対して、毎月2500件以上の訪問看護サービスを提供する。同サ高住でも訪問看護や地域の医療機関との連携を充実させ、「安心して最後まで過ごしてもらえる」施設として訴求していく。
あいわは訪問看護を主力に、デイサービス、居宅介護支援事業所、サ高住などを運営。廿日市市での施設運営を通して、同エリアで訪問看護の事業展開の足掛かりにする。新井社長は21年から、全国2700社以上が加盟する全国介護事業者連盟の広島県支部長を務める。
広島経済レポート 23年3月16日号掲載記事