ひろぎん経済研究所、ひろぎんHDへ経済産業調査を譲渡し4月解散へ

公開:2022年2月10日

広島のM&A

ひろぎん経済研究所(中区紙屋町1-3-8、水谷泰之理事長)は4月1日、経済産業調査業務をひろぎんホールディングスに、カレントひろしまの発刊、税務・法務相談などの会員組織運営業務を広島銀行に事業譲渡する。ひろぎんHDは経済産業調査部を新設し、マクロ経済や経営者アンケートなどの経済調査、地元主要産業に関する産業調査、カーボンニュートラルなど社会環境変化に応じたテーマ別調査などを行い、調査・分析内容をグループ内で共有し、各種施策や取引先のコンサルティングに反映させる。ひろぎん経済研究所は業務を終え、解散する。

ひろぎん経済研究所は1965年2月に廣島銀行旧本店新築、創立20周年記念事業として、本店別館内に「(財)広島経営サービス・センター」を設立。86年4月に廣島銀行調査部と合併して「(財)広島経済経営サービス・センター」に。89年1月に「(財)ひろぎん経済研究所」に名称変更。2011年4月に一般財団法人になり、21年4月からひろぎんHD新本社ビルに移転していた。17人の役職員は各部門に移る。

講演会、講師派遣(研修会)、相談、出版、研修用DVD貸出業務などの会員組織運営業務は広島銀行法人企画部が事業譲受し、グループネットワークなどを活用する中で、事業者向けサービス内容の充実を図る。研修部門は21年4月設立のひろぎんヒューマンリソースに移管している。

広島経済レポート 2022年2月10日号掲載記事