オフィス改修など参入 マエダハウジング 業歴40年の企業をM&A

公開:2019年6月27日

広島のM&A

リフォームで地場大手のマエダハウジング(中区八丁堀10-14、前田政登己社長)は、住宅以外の分野の施工に本格参入する。マツダ関連の工場内装やオフィスの営繕工事に強い広島ハウジングサービス(南区西蟹屋4-2-21)を2018年11月に買収し、グループ売上高が30億円を突破。体制を整え、非住宅分野で今後、売上高10億円を目指す。

マエダハウジングは1993年の創業から住宅リフォームで事業を拡大する中、近年、非住宅分野の依頼も受けるようになった。16年10月にマエダハウジングプラスを設立し、既にカフェや民泊施設、サロンなどで実績を挙げる。メンテナンスや職人育成事業を含め売上高3億8000万円。広島ハウジングは約40年にわたり、マツダ関連をはじめとする工場内装やオフィスの営繕工事を手掛け、売上高3億5000万円。マイクロンメモリジャパン広島工場などの転勤者、地元スポーツ選手向けに家具・家電のレンタルリースも手掛ける。同社のノウハウを生かし、非住宅分野の幅を広げる。会社を存続し、社長は前田社長が兼務。

マエダハウジングは6月に初めて、分譲宅地「アンティエール口田南」(安佐北区)に新築注文住宅のモデルハウスを完成。新築戸建ては年間10数棟を施工している。リフォーム・リノベーションを中核事業とする方針は変えず、新築は地域密着ワンストップサービスの一環で対応するという。単独売上高約21億円のうち3分の2を大型リフォームとリノベが占め、モデルハウスはこれらを含めた全体の施工技術を伝える場として活用する。このほか不動産会社なども持つ。

6月16日付で安芸郡府中町から、本部機能のある中区八丁堀に本社を移した。府中町では続いて旧本社店舗で積極的に展開する。企業永続を命題に人材育成や経営・財務の強化を進め、自己資本はグループ6億円に達した。将来の職人不足を見据え、今後もM&Aを検討。19年12月期のグループ売上高33億円を見込む。

広島経済レポート 2019年6月27日号掲載記事